2022年にアスベストに関する法律の改正がありました。建物を解体する場合に必ずアスベストの有無を調べなければならないという物で、一般の住宅であっても壁に穴を開ける、壊すなどの工事をする場合に必要になります。

そんなアスベストは住宅ではどのような場所に含まれているのでしょうか?木造、鉄骨、集合住宅ごとにまとめました。

アスベストが使われている製品はどんな物がある?

石綿含有成形板

アスベストを含んだセメントなどを板状に固めた物をいい、屋根や壁、間仕切り、床などで使われていました。しっかり固められているので自然に飛散する可能性は低いですが、切断や穴あけをする場合は飛散する恐れがあるため注意が必要です。

吹き付けアスベスト

アスベストやアスベストを含む耐火材などを混合し吹き付けて施工している物をいいます。鉄骨や屋根裏で使われている可能性があります。吹き付けアスベストはアスベストが露出して使用されている場合があり、劣化すると自然に飛散する恐れがあるためとても危険です。アスベスト解体作業には危険度に合わせた『レベル』が設定されており吹き付けアスベストの解体は最も危険度が高く、多がりな対策が必要な『レベル1』に該当します。

石綿含有保温剤、耐火被覆剤、断熱材など

石綿含有成形板よりも密度がひくく、温水管の屈曲部などの熱絶縁や鉄骨の梁などに使用されている可能性があります。切断や崩れなどでのアスベスト飛散リスクが高いため、劣化が進んでいる場合は注意が必要です。

住宅別の危険性

木造住宅

石綿含有成形板屋根、塗装、波板、スレート、ケイ酸カルシウム板 など
吹き付けアスベスト使用されている可能性は低い
石綿含有保温剤、耐火被覆剤、断熱材な外壁塗装の仕上げ など

鉄骨住宅

石綿含有成形板屋根、塗装、波板、スレート、ケイ酸カルシウム板 など
吹き付けアスベスト鉄骨の梁などに吹付けられている可能性があります
石綿含有保温剤、耐火被覆剤、断熱材な外壁塗装の仕上げや鉄骨の梁などに張り付けられている可能性があります

集合住宅

石綿含有成形板屋根、塗装、波板、スレート、ケイ酸カルシウム板 など
吹き付けアスベスト鉄階段の裏、駐車場や機械室の天井、壁などに吹付けられている可能性があります
石綿含有保温剤、耐火被覆剤、断熱材な温水管の屈曲部、外壁塗装の仕上げ、共用駐車場の鉄骨の梁などに張り付けられている可能性があります

まとめ

いかがでしたか?

鉄骨の住宅や集合住宅では最も危険な吹き付けアスベストが使用されている可能性があるため、そのまま放置しておくと大変なことになってしまいます。ある程度古くなっている場合は一度調査をしてもらいましょう。木造の住宅では最も危険なレベル1のリスクは少ないものの、解体や工事をする場合には悲惨のリスクが発生します。リフォームを考えている場合はリフォームの内容を決める前に調査しておいた方がいいかもしれません。

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