先日NHK『クローズアップ現代』で自宅内での温度差の危険性について特集が組まれ、研究データより家が寒いことで血圧の上昇などのヒートショックを招いてしまい、死亡リスクがあるという内容でした。

参照:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4739/

実際に断熱性能を重視し始めたのはここ10年ほどの話ですので、古い住宅では場所によって大きな温度差を実際に感じることが多いです。

本記事では、ヒートショックが状態とその原因、解決のアドバイスなどお伝えしますので、築年数が2,30年以上の家にお住まい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

家の中に潜むヒートショックのリスク

参照:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4739/

家の中は空調も効いていて安全と考える方が多いと思いますが、家の中はヒートショックのリスクがいっぱいです。リビングで暖かく過ごしていても、廊下や洗面所は空調がきいておらず10度以上の温度差が生まれていることも少なくありません。

ヒートショックでの危険性

ヒートショックとは温度差によって身体にダメージを与えてしまうことです。お風呂に入ろうと寒い脱衣所で服を脱ぐと寒冷刺激によって血圧が急激にあがります。この血圧上昇によって心筋梗塞や脳卒中を起こす可能性があります。そのまま暖かいお風呂にいきなり入ると血管が拡張し、急激に血圧が下がり、またお風呂から出た時に寒い脱衣所で寒冷刺激がおこり血圧が上昇し、短時間のあいだで血圧の乱高下おこります湯船の中で気を失ってしまうと溺死してしまう恐れがあります。

ヒートショックを起こす危険性が高い人

高齢者年齢とともに生理機能は低下しておりますので、体温維持や血圧の異常をおこしやすくなっています。
高血圧の方血圧の急激な変動が発生しますので、低血圧をおこしやすく、意識失う危険性が高くなっています。
糖尿病や脂質異常症の方動脈硬化が進行していることがあるため、血圧の変化には気をつけなくてはなりません。
参照:https://www.tmghig.jp/research/release/cms_upload/press_20131202.pdf

ヒートショックの危険性のある場所

温度差が生まれやすい家の中の場所はお風呂場や脱衣所が代表的ですが、他にも窓などの開口部の近くも大きな温度差を生んでいる可能性があります。

参照:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4739/

よく使われている仕様は、熱を通しやすいアルミの冊子に1枚ガラスをはめている窓です。これはかなりの熱を通しますので、窓の周りは外気に近い温度になります。この仕様の窓は日本の住宅おおよそ7割で使用されていると言われています。

参照:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4739/

室温で健康寿命に影響が!

長生きとは別に健康的に長く過ごしていられる期間を健康寿命と言い、室温が2度変わると健康寿命が3年んがくなったとう報告があります。

介護の費用は平均で約100万円かかると言われており、断熱を強化し、3年健康寿命が伸びることで約300万円の費用を抑えることなると報道されていました。

おすすめは窓の断熱

断熱性能の低い窓は単に寒いということだけでなく、暖房などの空調の熱を外に逃してしまします。この部分の断熱性能を高めることで、空調の効率が高くなり電気代も安くなります。断熱性能の高い窓といえば、2枚ガラスのものが主流でガラスとガラスの間に空気の層を作ることで断熱性能が大きく上がります。

参照:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4739/

窓の断熱に使える補助金

窓の断熱には今年度、一戸につき最大200万円で高い補助率の『窓からエコ』という補助金が公開されています。

窓からエコ

正式名称は「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業」(以下 エコ窓)となっており、経産省と環境省共同で進めている事業で、最も断熱効果の低い窓部分のサッシやガラスの断熱性能を高めるための工事が対象となります。補助額は定額となっていますが、おおむね1/2程に設定されており、物によってはそれを超える補助金を受け取ることも可能になりそうです。窓の部分断熱した場合の省エネ効果も高く2023年最も人気がでるであろう補助制度です。

対象断熱効果の高いサッシやガラス
補助額工事内容に応じて定額
最大補助金額1戸あたり200万円
補助対象期間2022年11月8日から2023年12月31日までに工事請負契約を締結したもの
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