もうすぐ今年も梅雨の季節がやってきます。冬の間、加湿器を使ったりと乾燥対策をしてきた方も多いとおもますが、春になり徐々に湿度が回復し、梅雨頃にはジメジメした気候がまたやってきます。
そんな梅雨の嫌なジメジメをリフォームで解決するためのポイントをまとめました。
カビが発生する原因
カビは空気中どこにでも存在しており、条件を満たすことで壁などに付着して増殖を始めます。カビが増殖する条件は種類によって異なりますが主な原因は、以下の通りです。
カビが増殖する条件 |
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湿度が60%〜80%(60%から活動をはじめ、80%以上で一気に増殖します) |
最適な気温は25度から28度 |
栄養素となるものは食品カス、埃、ダニなど |
そして、この条件を、満たしやすい春から夏にかけておとづれる梅雨の季節はカビが発生しやすい時期と言えます。
カビ対策リフォーム
窓の結露を防止する
窓の結露により湿気が溜まりカビが発生する場合があります。結露は大きな気温差によって発生しますので、2重窓を設置し、外気と内気の温度差をなだらかにすることで結露をできにくくします。
2重窓の設置費用の目安 | 3万円〜15万円/1窓 |
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畳などの床のカビを防止する
床にカビが発生している場合は床下から湿気が上がってきている可能性があります。この場合、床下に床下換気装置を設置すると効果的です。押し入れなどの湿気も床下から上がってきていることが多いため押し入れのカビにも効果が得られます。
床下換気設置費用の目安 | 10万円〜15万円/1セット |
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壁内のカビを防止する
壁の向こうから匂いがするなど、外壁と部屋の壁の間には空間があり、その場所が結露し、カビを発生させてしまう場合があります。この場合、調湿材や調湿効果がある断熱材で空間を埋めることでカビの発生を防ぐことができます。壁と同じ様に天井などにも同じことが言え、断熱材を入れることで空調などの効きが良くなる効果も得られます。
断熱施工費用の目安 | 50万円〜150万円/家全体 |
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その他カビ対策におすすめのリフォーム一覧
内容 | 費用の目安 |
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漆喰塗り壁リフォーム | 8,000円〜1万円程度/m2 |
調湿剤の施工(例:エコカラット) | 3万円〜6万円 |
ルームドライヤーの設置 | 7万円〜10万円/1台 |
浴室乾燥機の設置 | 5万円〜12万円 |
- 和室に室内干ししない
- 押し入れにスノコをひく
- 窓を2ヶ所以上開けてこまめに換気する
- 結露をこまめに拭き取る
まとめ
カビは見た目が悪くなるだけでなく、人体に有害なものもあり、住宅の寿命も縮めてしまします。また、カビ対策は断熱につながることも多いため、過ごしやすい家という面でもリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?住み慣れた家で安全に長く住み続けるために、できることから取り組んでみませんか?