「電気代が高い」「窓際が寒い」「給湯器の調子が悪い」——
そんな日常の小さな不満を解決するチャンスが、国の補助制度「住宅省エネキャンペーン」です。

国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携して行うこのキャンペーンは、
家庭の省エネを推進しながら、リフォーム費用の一部を補助してくれる仕組み。
これまでの「子育てグリーン住宅支援事業」を引き継ぎ、令和7年度からはさらに拡充されます。


住宅省エネキャンペーンとは?

2050年カーボンニュートラル実現に向け、家庭での省エネを促進するために生まれた国の大規模支援策です。
断熱窓や高効率給湯器の導入といったリフォーム中心の制度で、
「住みながら快適に」「お得に」省エネ住宅を実現することができます。

住宅省エネキャンペーンは、次の4つの事業で構成されています。


住宅省エネキャンペーンの4つの補助事業

先進的窓リノベ2026事業(環境省)

既存住宅の高断熱窓へのリフォームを支援する制度です。
対象となるのは、熱貫流率(Uw値)1.9以下など、建材トップランナー制度2030年目標水準を超える高性能窓。
リフォームの内容に応じて補助額が定められ、1戸あたり上限100万円の補助が受けられます。

窓を替えるだけで、

  • 冬の冷え込みをやわらげる
  • 夏の冷房効率を上げる
  • 結露を減らす
    といった快適性の向上と、光熱費削減の両方が期待できます。

給湯省エネ2026事業(経済産業省)

家庭用の高効率給湯器の設置を支援する制度です。
対象機器と主な補助額は以下のとおりです。

機種補助額
ヒートポンプ給湯機(エコキュート)10万円/台
ハイブリッド給湯機12万円/台
家庭用燃料電池(エネファーム)17万円/台

壊れてから慌てて交換するより、補助金を活用して省エネ型に早めに切り替えるほうが、
長期的に光熱費を抑えられる賢い選択です。


賃貸集合給湯省エネ2026事業(経済産業省)

賃貸マンション・アパートオーナー向けに、
既存賃貸集合住宅の給湯器(エコジョーズ・エコフィール等)を高効率機器へ交換する工事を支援します。

機種補助額(目安)
エコジョーズ/エコフィール(追焚なし)5〜8万円/台
エコジョーズ/エコフィール(追焚あり)7〜10万円/台

省エネ性能を高めることで、
入居者の満足度向上はもちろん、「光熱費のかかりにくい物件」としての価値向上にもつながります。


みらいエコ住宅2026事業(国土交通省)

〜子育てグリーン住宅支援事業2025の後継〜

「みらいエコ住宅2026事業」は、これまでの子育てグリーン住宅支援事業2025の後継として位置づけられています。
主に住宅の断熱性能を高めるリフォームを支援し、より幅広い世代が利用できるようになります。

現時点(令和6年度末)では、詳細な補助額や対象工事は未発表ですが、
方向性としては「子育てグリーン住宅支援事業2025」を踏襲する見込みです。

子育てグリーン住宅支援事業2025の補助金額一覧

リフォームを通じて住まいの省エネ性能を高める方向性に変わりはないでしょ


リフォームにおすすめの活用パターン

  • 窓リフォーム+高効率給湯器交換
     → 快適さと省エネを同時に実現。補助金も最大限活用できます。
  • 断熱リフォーム+バリアフリー改修
     → 省エネ性と居住安全性を両立。シニア世代にもおすすめです。
  • 賃貸物件の共用部リニューアル+各戸給湯器交換
     → オーナー向け。建物価値を保ちながら、入居率アップを狙えます。

今契約しても来年度分で申請可能!

だから“今から相談”がおすすめ

今回の補助金は、令和7年度補正予算案(11月28日閣議決定)以降に着手する工事が対象です。
なので工事契約は今の段階でも締結可能で、来年度分の申請として扱うことができます。

補助金には予算上限があり、申請が集中すると早期終了となる場合も。
「補助金を使おうと思ったら締め切られていた」というケースを避けるためにも、
今から信頼できる施工業者に相談しておくことが重要です。


まとめ|省エネリフォームの追い風は今。早めの準備が成功のカギ

住宅省エネキャンペーンは、
4つの事業を組み合わせることで、窓・給湯器・断熱・内装と幅広いリフォームをサポートします。

詳細はこれから発表される部分もありますが、
「補助金を活用してお得にリフォームする」という流れは今後もしばらく続く見込みです。

👉 今契約しても来年度分の申請が可能です。
まずは一度、弊社までご相談ください。
お住まいやご希望に合わせて、最適な補助金の使い方をご案内いたします。