2024年になり新たにリフォームで利用できる補助金が3つ公開されました。

  • 先進的窓リノベ2024事業(経済産業省・環境省)
  • 子育てエコホーム支援事業(国土交通省)
  • 給湯省エネ2024事業・賃貸集合給湯省エネ2024事業(経済産業省)

これらの補助事業は環境省、経済産業省、国土交通省がそれぞれおこなっている別々の事業です。通常事業が違う、さらに管理省庁も違うとなれば、それぞれ別々の申請書類を用意する必要がありました。これが昨年の2023年度から3省が連携し、1回で全ての補助事業の申請が可能となりました。

こちらのページではそれぞれの補助事業の内容、対象工事、補助額についてまとめました。

最新情報は住宅省エネ2024キャンペーンページよりご確認ください

公開された3つの補助金

今回は『先進的窓リノベ2024事業』『子育てエコホーム支援事業』『給湯省エネ2024事業・賃貸集合給湯省エネ2024事業』の3つが公開されております。

<必須>※子育てエコホーム申請時は必須を一つ以上選択する必要があります。

開口部の
断熱改修
内窓設置17,000円〜34,000円/箇所
ドア交換32,000円〜49,000円/箇所
内窓設置(先進的窓リノベ)23,000円〜68,000円/箇所
エコ住宅
設備の設置
節水型トイレ掃除しやすい機能あり22,000円/台
上記以外20,000円/台
高断熱浴槽30,000円/台
ハイブリット給湯器(給湯省エネ事業)100,000円〜150,000円/台
エコキュート(給湯省エネ事業)80,000円〜130,000円/台
高効率給湯器30,000円/台
節水水栓5,000円/台
蓄電池64,000円/台

<任意>

家事負担の
軽減に資する
設備の設置
ビルトイン食洗機21,000円/
掃除しやすいレンジフード13,000円/
ビルトイン自動調理対応コンロ14,000円/
浴室乾燥機23,000円/
宅配ボックス(住宅用の場合)11,000円/戸
宅配ボックス(共用の場合)11,000円/ボックス
生活騒音配慮内窓設置17,000円〜25,000円/箇所
キッチン対面化改修90,000円/
バリアフリー手すりの設置5,000円/
段差解消7,000円/
廊下幅等の拡張28,000円/
エアコン設置エアコンの
冷房能力
2.2kW以下19,000円/台
2.2kW超〜3.6kW以下23,000円/台
3.6kW超26,000円/台
子育てエコホーム支援事業は1申請あたり50,000円以上で申請可能

例外として『先進的窓リノベ』『給湯省エネ事業』と併せて申請される場合は、本事業の補助金額が2万円以上で申請可能となります。

先進的窓リノベ2024事業

参照:https://window-renovation2024.env.go.jp/

『先進的窓リノベ』は。経産省と環境省共同で進めている事業で、2023年に創設されました。通常屋内では窓部分が最も断熱能力が低いため、その部分を断熱化することで大きく断熱性能を高めることが可能です。2023年度は窓の交換、ガラス交換、内窓設置が対象となっていましたが、2024年はそれに加えドア部分も対象となっています。補助金額は断熱等級に応じた定額制となっており、その金額も2023年よりもおおむね高く設定されております。

2023年度はとても人気が高い補助金であったため、2024年の本年度も同様に人気の高い補助金となるでしょう。

対象断熱効果の高いサッシやガラス、内窓の設置、ドアの交換
補助額工事内容に応じて定額
最大補助金額1戸あたり200万円
工事着手期間2023年11月2日以降に対象工事に着手したもの
(工事は、断熱窓への改修を含むリフォーム工事全体をいいます。)
交付申請期間2024年3月中下旬~予算上限に達するまで
(遅くとも2024年12月31日まで)
※締切は予算上限に応じて公表。
※集合住宅の一括申請は2024年5月中に開始予定。

子育てエコホーム支援事業

参照:https://kosodate-ecohome.mlit.go.jp/
参照:https://kosodate-ecohome.mlit.go.jp/about/

「子育てエコホーム支援事業」は2023年度の「こどもエコすまい支援事業」2024年度版となっております。この補助金は必須と言われている項目の工事をすれば、任意の工事も選ぶことができるというもので、自宅のさまざまなリフォームが対象となっています。必須項目をクリアするのもそこまで難しいハードルではないため、誰でも使えるリフォーム補助金として大変人気が高いです。例年、終了予定日よりもかなり早く予算に達成し終了していますので特に急いだ方がいい補助金です。

前年版との比較
対象世帯全世帯
期間着工2023年11月2日~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)にリフォーム工事に着手するもの。
交付申請2024年3月中旬~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)
すべての工事の完了後に申請が可能となります。
最大
補助金額
子育て世帯
また
若者夫婦世帯
既存住宅を購入し、リフォームを行う場合 60万円 / 戸
長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合 45万円 / 戸
上記以外のリフォームを行う場合 30万円 / 戸
その他の世帯長期優良住宅の認定(増築・改築)を受ける場合 30万円 / 戸
上記以外のリフォームを行う場合 20万円 / 戸
対象の工事必須①開口部の断熱改修
②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
任意④子育て対応改修
⑤防災性向上改修
⑥バリアフリー改修
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入
補助額工事内容に応じて定額

給湯省エネ2024事業・賃貸集合給湯省エネ2024事業

参照:https://kyutou-shoene2024.meti.go.jp/
参照:https://chintai-shoene2024.meti.go.jp/

「給湯省エネ2024事業」は給湯器に特化した補助金制度となっております。「賃貸集合給湯省エネ2024事業」は文字通り、賃貸集合住宅向けに分けられたものとなっています。

こちらも前年よりも補助額が高くなっていますので、よりお得にご利用いただけます。

対象期間2024年3月中下旬~予算上限に達するまで
(遅くとも2024年12月31日まで)
※締切は予算上限に応じて公表。

補助対象と補助額

給湯省エネ2024事業

ヒートポンプ給湯機
(エコキュート)
電気ヒートポンプ
ガス瞬間式
併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)
家庭用燃料電池
(エネファーム)
補助金額1台につき8万円1台につき10万円1台につき18万円
性能
加算額
A2万円/台3万円/台
B4万円/台3万円/台
C2万円/台
両方5万円/台5万円/台
A~Cは、補助対象となる給湯器または付属機器ごとにそれぞれ性能要件を満たしたものに限ります。

撤去加算

工事内容補助額(加算額)補助上限
蓄熱暖房機の撤去10万円/台2台まで
電気温水器の撤去5万円/台補助を受ける台数まで

賃貸集合給湯省エネ2024事業

設置する給湯器追焚機能補助額
エコジョーズなし5万円/台
あり7万円/台
エコフィールなし5万円/台
あり7万円/台
※1住宅1台まで

3省連携について

これまで別の省庁で創設された補助金はそれぞれ別々の申請をする必要がありました。その都度少し違う様式にほとんど同じ内容を記入しての申請が必要で面倒だと感じている方も多かったでしょう。

この3省連携では、「一つの窓口」「一回の申請」で複数の補助制度を組み合わせて申請することが可能となっています。対象製品の検索サイトなども一元化されており、かなり申請にかかる時間を短縮できるようになりました。

<対象製品一覧>
https://jutaku-shoene2024.mlit.go.jp/material/

目指せ!0円リフォーム!

上記の補助金を上手に組み合わせ補助率を最大化できれば、お客様の負担金額を大きく抑えられます。これらの申請は省エネ効率も大きく向上するリフォームばかりなので、年間の水道光熱費を大きく抑えられるため、早ければ5年ほどで元が取れる場合もございます。

こういったお得な制度を組み合わせお客様にとっての0円リフォームを目指して、見積書作成させていただいております。

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