エアコンに潜む殺人カビ

先日テレビの放送で見ましたがエアコンにはとても毒性の強いカビ菌が繁殖している可能性があります。

冬の間は全く使わないご家庭では高温多湿が部屋で長い期間放置されます。いざ夏になりスイッチを入れる頃には多種多様な菌が繁殖していて、その死骸や胞子が風に乗って部屋じゅうに広がり家族の口の中に入っていきます。目が痒くなったり、咳が止まらなくなったり、中には死んでしまった方もいるそうです。

エアコンは身近な機械ではありますが、その中には予想以上の脅威が存在しているかもしれないんです。

殺人カビとは?

人の命を奪う可能性があり、日本の住宅でよく見つかるカビは2種類あります。

名前トリコスポロンアスペルギルス
フミガータス
生息の割合10軒に1軒ほど2軒に1軒ほど
よく発生する場所・脱衣所とお風呂場の間の木
(白くなった部分)
・タタミの下
・窓の下
・腐った木の部分
・ふとん、枕
・エアコン

エアコンに多いのが『アスペルギルス』。死者数は年間で500人と言われておりアスペルギルスが肺に肺炎を起こして亡くなっている場合が多いようです。

なぜエアコンにカビが?

その原因は内部の結露です。
空気を冷やす時にエアコン内部のフィンが冷却されそこを空気が通ることで室内に冷たい空気を流しています。この時フィンと通る空気には温度差が大きく結露が発生します。グラスの周りのような状態ですね。
冷房を切った後はその結露が湿気となってエアコン内部は多湿でカビにとって繁殖しやすい環境が整ってしまうわけです。年間通して使っていればカビは繁殖しませんが、春や秋までエアコンを運転させている方は少ないかと思われます。

一度冷房をつけて結露が残ったまま、何ヶ月も放置することでエアコンにはカビが生えてしまうということです。

自動お掃除機能付きエアコンでは?

最近のエアコンは自動お掃除機能付きのものが多くなってきました。

これがどんな機能なのか正確に理解している方はとても少ないのですが、あくまでもフィルターを自動でお掃除してくれるというもので、内部まで掃除してくれるわけではありません。ただフィルターの掃除だけでも電気代などの観点から見ればよい機能といえますが、その反面、構造が複雑でカバーもフィルターも取り外すのに手間がかかりますので、従来のものと比べると返って内部がそのままになって不衛生になってしまう場合もあります。

カビはエアコン内部で繁殖するので、『自動お掃除機能』だけでは殺人カビの対策にはなりません。

現在、各メーカーとも中位機種から上位機種にかけては、ほぼ「お掃除機能」を搭載しています。子供部屋や寝室など、お掃除機能がついてると安心仕切ってる方も大きかと思いますが、あまりお過信せず、たまには汚れを点検することをおすすめします。

エアコンクリーニングは必要なのか?

エアコンクリーニングは必要です。

ただ全てのエアコンが今すぐクリーニングする必要があるかというとそういうわけではありません。

エアコンに近づき、パネルやフィルターを外し、実際に匂いを嗅いで、自分の目で確認してみてください。そのうえで、「綺麗だな」と感じたなら必要ありません。しかし、汚れが目についたり、臭いが気になるのであれば、放っておいても事態は更に酷くなる一方ですので早めの判断が賢明です。

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